漢方の薬膳で豆腐を用いるダイエット

豆腐をダイエットで利用する場合には、漢方の方式で使うと効果を高められます。漢方の世界では食材にも陰陽五行論の思想を適用して、五性や五味などに分類します。五目ご飯も五行論の産物の一つで、5種類の違う食材を使うとバランスがよいことを意味しています。

豆腐は薬膳の分類では寒涼性となるため、熱邪を取り除くために最適です。しかしながら、ダイエット中に体を余計に冷やしてしまうのはよくありません。確かに体を冷やす食材ですが、先人たちは知恵を生み出しています。冷奴にはすりおろした生姜を使うことが多いのは、体を冷やす作用を和らげるためでもあります。温熱作用をさらに出すためには、生姜を加熱してから加えると効果的です。

寒涼性の豆腐の作用を逆転させるためには、唐辛子をたっぷりと使って調理することがおすすめです。麻婆豆腐はこの考えに最も適合する料理であり、温性のユリ科野菜を薬味として多用することも特徴です。ダイエット中に食べれば、唐辛子の有効成分のカプサイシンの働きによって、新陳代謝が非常に活発になります。辛味は五臓のうちの肺に良い影響を与えて、外邪を発散させる効果もあると言われています。唐辛子によって辛温解表の効果が高まり、体の表面の寒邪を取り除くこともできます。

漢方的な考えで豆腐を使えば、陰陽のバランスにも配慮できるようになります。食材が持っている特性を理解できて、寒熱の区別も可能になります。薬膳料理には医食同源の知恵があるため、ダイエットで利用すれば健康も促進できます。豆腐は高タンパクで低脂肪な食材で、日本の漢方医学の源流の中国でも愛用されてきました。畑の肉と言われるほどに重宝され、肉食をしない僧侶にとっては貴重なタンパク源となった食品でもあります。